ツアーナースの仕事内容とデメリットについて
ツアーナース 仕事内容とデメリット

ツアーナースの仕事内容と、ツアーナースのデメリットについてまとめた記事です。
旅行が好きな看護師さん、子供好きな看護師さんには、ツアーナースはとても興味のあるお仕事だと思います。
旅行しながら仕事が出来る!ということで楽しそうというイメージが先行している看護師さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし、修学旅行や部活の合宿、移動教室などに付き添いをして楽しいだけの仕事ではありません。
ツアーナースならではのデメリットもあります。
これからツアーナースとしてお仕事探しをする前に、ぜひツアーナースの仕事内容・デメリットについてご覧になってみてください。
Contents
ツアーナースは楽しい仕事です!
ツアーナースは楽しい仕事です!
しかし、大変になることもある仕事です!
というのが正解では?と思います。
添乗中、参加者の体調不良もなく、ケガも無く、無事に修学旅行やスポーツ合宿が終わる場合も多いです。
参加する医療従事者はツアーナース1名のみ、ですから同行中の責任は重いと言えます。
しかし、それ以上に子供たちとのコミュニケーションや活動に参加することで楽しさを感じる看護師さんは多いといえます。
ツアーナースの仕事は、施設内での仕事とは全く違います。
新鮮な気持ちで働くことが出来る!
というのも、仕事の面白さにつながっているのではと思います。
関わる方も健康な方、引率の先生にも若い先生が多いですし、なにより子供たちとのコミュニケーションが楽しいと感じられる看護師さんにとっては、例え忙しく睡眠時間が少ないツアーナースの仕事になったとしても、終わればまたツアーナースとして働きたいと思えるお仕事になることが多いようです。
ツアーナースの仕事内容
ツアーナースの具体的な仕事内容は付き添いをするお仕事によって異なりますが、基本的に共通するのは、
- 参加者の健康管理
- 服薬管理
- 体調不良者、ケガなどの応急処置
- 病院の受診判断
といったものです。
例えば、ツアーナース求人として修学旅行の付き添いのお仕事を探されている看護師さんも多いと思いますが、小学校、中学校、高校と添乗する子供たちの学年によって仕事で気をつけるポイント、役割も変わってきます。
小学生と高校生では、自分達の体調管理の成熟度も差がありますし、伝え方に関しても差が大きいです。
接し方、コミュニケーションの取り方も考慮する必要はありますよね。
様々なツアーナースの仕事
ツアーナースの仕事も様々なものがあります。
修学旅行もあれば、移動教室、林間学校、臨海学校、部活の合宿(スポーツ合宿)など学校関連のツアーナース求人が主ですが、利用する派遣会社によっては個人の旅行付き添いなどもお仕事があります。
その場合には、付き添いをする方の病気、体調、急変の可能性に対してどういった対応が必要か、主治医の指示はどうか、など様々なことを確認する必要がありますし、同行するご家族がいればその方とのコミュニケーションも重要です。
林間学校とスキー合宿ではケガの可能性も違いますし、ケガの内容も変わってきます。
小学生のスキー合宿の場合、骨折などの可能性も大きくなりますし、巻き込みによるケガも可能性があります。
そう考えると整形外科での経験があるかないかも、求人へ応募する際に重要なポイントになるかもしれませんね。
求人への応募条件として、救急や整形外科の経験があること、など明記されている場合にはやはり理由があります。
それぞれで、事前準備、事前学習しなければならない内容も変わってきますので、注意が必要ですね。
心配な場合には、ツアーナース求人を扱っている看護師派遣会社の担当者に過去の案件におけるケガ、病気、もしあればトラブルの事例なども確認をされておくと良いかもしれません。
日程も様々です。
1泊2日といった短めのお仕事もありますし、3泊4日、4泊5日などの修学旅行もあります。
小学生でも自然学校などは3泊4日も多いので、行程に合わせてしっかりと準備をしなくはなりません。
加えて体力的に参加して行程に付いていけるかも考慮したほうが良いケースもあります。
2日連続で登山、といった場合もあります。
逆にいえば、体力に自信があれば50代、60代の看護師さんでもツアーナースとして活躍できるということになります。
ツアーナースのデメリット
ツアーナースとして働く際のデメリットについてです。
ツアーナースは業務時間が長い
ツアーナースの仕事は、いうなれば付き添い中は全て業務時間となります。
深夜であっても体調不良のお子さんがいれば、対応する必要があります。
同時に複数名が体調悪化すると、非常に大変です・・・。
インフルエンザなどの場合、感染が広がらないためにも引率の先生達の感染予防についても同時に徹底する必要がありますから、ものすごく忙しい時間を過ごすことになります。
そうした病気などの対応が無い場合であっても、子供たちの就寝を見回ったりといった仕事もありますから睡眠時間は普段よりは短くなるでしょう。
業務時間の長さを辛いと感じる看護師さんには、ツアーナースのお仕事は向かないかもしれません。
ツアーナースの責任が重い
修学旅行や自然学校、スポーツ合宿に付き添いをするのは基本的に、看護師1名です。
ツアーナースは医療設備も無い状況の中で対応することになりますから、限界があります。
そのため、地元の病院を受診するかどうかの判断も迅速に行う必要があります。
登山、ハイキングなどでは蜂に刺されてのアナフィラキシーショックといった恐れもありますし、アレルギー症状の悪化など、判断を間違うと重大な状況に発展する可能性もあります。
迅速、的確な判断が必要になりますが、相談出来る医師などはいません。
複数の処置が同時に発生することもあり得ます。
唯一の医療従事者として、重い責任があるのがツアーナースといえます。
安定しないツアーナースの仕事量
ツアーナースの仕事は一年を通して安定するお仕事ではないため、この仕事で年収を得るのは難しいといえます。
ツアーナースの繁忙期は5月、6月頃。
次に9月~11月頃もツアーナース求人が多い時期です。
とはいえ、近年では夏や冬もスポーツ合宿などの添乗のお仕事がありますから、全くツアーナースの仕事が見つからないということではありません。
ただ、求人数が元々少ないですし、単発で添乗する看護師が決まります。
そのため、思うように付き添いの仕事が出来ない・・・といった可能性はどの看護師さんにもあると言えます。
多くの看護師さんは、派遣やパートとして働きながら、ツアーナース求人に合わせてシフト調整をしたり、常勤看護師さんでもシフトの融通が利きやすい職場にいることが多いようです。
ドタキャンは厳禁
ツアーナースのお仕事をする上で、最も気をつける事、といっても良いのがお仕事の急なキャンセルです。
事前打ち合わせもありますし、3泊4日など複数日に渡る日程でのお仕事ですから、急に代わりの看護師を見つけるのは非常に難しいです。
急病でツアーナースとして添乗が出来なくなってしまった・・・といったことのないように、体調管理をしっかりとすることがとても大切です。
ツアーナースになるには
ツアーナースになるには、ツアーナースを派遣している派遣会社へ登録して求人紹介を受ける方法が一般的です。
そのためのオススメ派遣会社を、
⇒ メディカルコンシェルジュはツアーナース 看護師派遣会社のオススメ
で詳しくご紹介しています。
人気のお仕事として、早い者勝ちになる求人もあるツアーナースの仕事。
こうした看護師に特化した派遣会社の活用がオススメです。